実耶子

滞りなく　流れていく川のようにね ただ　そのまんまで　いたいのにさ 誰かがくれた言葉が気にかかって動けない 「自分て小さいな」 正直めんどくさいことも多いけれど もち前の調子よさでなんとか生きてきた 地球がひっくり返ったって　わたしはわたし...

潮風ゆられて　波のうた口づさむ 石段登って　あの雲に届きそうだよ 大切なものは　見えない場所で静かに 少しずつ色も姿も変えてしまって もう二度と戻れないよ　ここからは遠く 水面だけがキラキラ永遠を連れて 水鳥は羽ばたいた 長く伸びた影　西陽がそっと寄り添う...

いろいろ終わってしまって　あっけないね なのに　ちょっとだけ安心もして 少しも忘れてないのに　笑顔だけは絶やさないで 大きく見せたくて　背伸びをして 躓いて転んで　ほら歩き出す また知らない風が吹いて　胸の奥がざわめいた 平坦な道の上に咲く可憐な花のように　愛しい...

お集まりの皆様　幸せな時をありがとう この奇跡がひとつの宝石みたいに あなたの中に宿りますように 想いが届けばいいなぁ いつだって歌っています あなたもわたしも　これまでもこれからも 何処にいたって ひとつの絆で繋がっているでしょう あなたに見守れてた...

たとえば花　たとえば虹 そんな風に想いはかたちにできない それでも“いま”答えを求められて 毎日の渦に埋もれてうかんでは消える 小さな悲しみ傷の置き場に　彷徨い　叫びながら Hello Hello 太陽は静かに昇る 「光と陰の海に抱（いだ）かれ　何を信じて描けばいいの？」...

ひねくれ者の　恥ずかしがり屋　さみしがり屋のボクの 淡い期待を乗せて運ぶ日々は続く　淡々と でもキミのこと見つけたあの日 ほんとうに死ぬことが　怖いと思った このままずっとくだらない話を聞いてくれたらなぁ 言葉足りない涙空　 青空と星空に紛れて　迷っても 目と目を合わせよう...

「このごろ地球がおかしい。」 「異常気象なんです。」「大地震が来ます。」 お喋りなニュース　左脳がフル稼働　　最新テクノロジー なのに　不器用な生き物 歩きかたを忘れたなら 『歩く』ことすら忘れたらいい どうせ君のその心は　君のその足を置いていきやしない...

声に出さなきゃ　声にださなきゃ　 分からないけど　分からないけど 声に出したら　声に出したら　 始まってしまう　始まってしまうから 怖くて　怖くて　目を伏せた 果てなき想像　勝手な妄想で　 終わらせた　あなたとのストーリーに ちゃんと続きが　もっと続きが　 ...

理屈などいらない　あるがままで　感じて欲しい あなたを照らす光は何色？　誰の声　笑顔を探しているの？ どんな未来にどんな夢を望むの？ 一分一秒がこの手のひらからこぼれ落ちてく この瞬間が永遠になること　とっくの昔に　気づいていた 忘れられし　約束の海 ...

春になれば　くすんだ心模様　少しずつ溶けてゆく この軽やかなメロディに紛れて　ちょっと魔法をかけよう すべての事が　嫌になって投げ出した夜も お風呂場で泣いちゃったことも　恰好わるい自分でさえも 今なら　心地よく笑える そういえばキミは今何をしているのだろう？...