実耶子

いつだって扉の鍵はもう その手の中に ただ自分が許していないだけ ほんとはもう開けたいんでしょ？ さっきからおんなじ映像に もう飽きたんでしょ？ そろそろここを出よう 大丈夫　死にやしない どうにかなりそうな夜だって どうにかやってきんたでしょ？ そこに生きているのなら...

この地球が愛おしいのは あなたがそこに居るから この地球が輝くのは あなたが輝いているから ひとりがだれかの愛に わたしがあなたとヒカリに この輪がこの街のヒカリに 世界はひとつのヒカリに 手と手を繫いで　目と目を合わせて 呼吸と呼吸を揃えて 産まれる何かを...

この踏切を越えたら海が見えるわ あっという間に　この季節も過ぎてくでしょう キミのお気に入りの曲　胸に響くわ 「どうして？」なんて聞かないでよ 知ってるでしょ 愛だ恋だと騒いで　歌う歌は こそばゆくて 性に合わないから 苦手だった　ラブソング　向き合うのが怖かった...

吸い込むように　吸い込まれた なつかしく胸に響くわ　音　音　音 映像じゃなくて　体感でわかる ことばにならない　想いが溢れる そこに在るだけで 存在だけでいい そう言い切れるほどに きみは愛とひかり 夜道を照らす　きみはシリウス 優しく髪を撫でるわ　風　風　風...

はじめまして キミがわたしのお腹にきて わたしはママと呼ばれる人になりました 昨日までは普通の会社員だったのに わたしはママと呼ばれる人になりました 毎日眠くて食欲もムラがあって 身体が自分だけじゃないなんて 不思議な感覚 トツキトオカの日々もあっという間に過ぎて...

この海と太陽 大地に根付く草花もわたしも どこを切り取っても ああ　繋がっているから 隠し事は　もう　できない 見えなくても 聞こえなくても あたたかかくて なつかしいにおいがほら ここによみがえる 包まれるぬくもりが 愛のうたのように ハートの奥に響いてく...

はじめから完璧なんて 求めない　求めない　求めない やりたい衝動にまかせて ただ、指を動かせ 結果も気にしない 目的も無くていい 正解を求めるな 己を信じろよ 誰のために産まれてきたの？ はじめては　誰だって 震えながら　でも その　一歩を待ってる。 世界は待ってる...

キミを置き去りにしてから 何十年何千年経ったのだろう たくさんの愛のカタチを学び そしていま ほんとのキミにかえるみち 聞こえないふりが 随分得意になったもんだ 上手に遊んできたもんだ お土産は目には映らないけど 抱えきれないほど お腹いっぱい どんなボクも否定せず...