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スノードームのつくりかた

スノードームのつくりかた

冬は少し苦手だった

でもふとした時に気付いた

寒い朝に白い息が

人のあたたかさを教えてくれる

窓ガラスを曇らせてた

水滴たちが七色の光をくれることも

あぁ 何もかもが特別な彩り

ぼくの中のスノードーム

いつでも逆さにまにすれば

幸せの粉雪が舞い落ちる

それはきっと瞬間で

まるできみの笑顔のようだ

永遠の箱の中で揺れている

冬は少し苦手だった

けれど今は少し変わった

雪解けの水たまりを

おひさまは静かに溶かして

長靴の子供は足踏み

はしゃぐ姿 微笑む母親

夕焼け空はみずたまりに

お揃いのオレンジをくれた

この世界はスノードーム

いつでも逆さまにすれば

幸せの粉雪が舞い落ちる

誰もがみなひとつの箱舟で

産まれ朽ち果ててゆくの

悲しみも喜びもひとつで

ぼくの中のスノードーム

いつでも逆さまにすれば

幸せの粉雪が舞い落ちる

それはきっと瞬間で

まるできみの笑顔のようだ

永遠の箱の中で揺れている

悲しみも喜びも ひとつだ


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