ねぇママ
ねぇママ
わたしポポロン 猫です
今日も2歳のあの子と
ママを取り合いっこしています
だけど勝てないの
ねぇママ あの子が起きてしまう前に
あたしだけを あたしだけを
撫でて欲しいの
優しくやわらかなその手で
あたしの頭だけをゆらりふわり
夢心地
でもママ分かってる
あの子は大切なbrother
あぁでも 1番でいたいの
あたし ポポロン猫です
今日も2歳のあの子は
あたしのしっぽをわしづかみ
追いかけてきます
手加減の知らない
無垢な手のひらで
だけどママの大切な子
爪だけは絶対に出さないは
あの子がはじめて
私の名前を呼んでくれた
その瞬間(とき)世界はまわりだした
ねぇママあの子は
かけがえのないbrother
あぁいま
ひとつのひかりに変わってく