未完成のワルツ
笑い合えた毎日と 移り行く空模様 追いかけてゆく君の背中に そっと重ねた 似たようななぐり書きを繰り返し 君を滲ませた ほんとは一番近くで 笑っていたいだけなのに この両手で差し出したハート 嘘をつけるほど 器用なあたしじゃないけれど 気まぐれで 情けない程 君を想ってる 未完成のしぐさで今 紡いで 始まりのしるしなど どこにも見辺らなくて 言い聞かせた あの日のキスで 向き合ったことを 君が示した恋の もろくて優しい場所 思い込みで消さぬよう オトナのコドモが描いてく いまいびつなままで投げた 言葉に絡まった余計なパズルを壊して 真っ白のまま笑う 君と揺れていたい 未完成のしぐさで 今 繋いで もしも君のメロディが聞こえない日が来ても あたしが途切れないように 続きを歌う ずっと 歌うよ